JMT Day 17: A Lightening Pack and the Resolve for the Final Ordeal

JMT 2019

Distance: 12 miles: From South Fork Kings River to Woods Creek

今朝も6時までシュラフから抜け出すことができなかった。寒さの中でダラダラと準備をしてしまい、疲労を感じていたので、結局出発は9時半にずれ込んでしまった。

MTR(ミューア・トレイル・ランチ)を出発して以来の残りの食料と日程を計算すると、今日から最低でも1日12マイルは歩き続けなければならない。明日を含めた3日間で、最高峰ホイットニー山へのベースキャンプとなるGuitar Lakeまでたどり着く必要があった。

今日の行程にも、Pinchot Pass(標高12,090 feet 、3,685 m)の峠越えが待ち受けていた。

登り自体は、昨日何故か命を削る思いで越えた感覚があった「Mother Pass」ほど過酷には感じなかった。しかし、昨日の凄まじい疲労感がトラウマのように身体と心に刻まれており、登っている途中でふと強烈な嫌気がさしてしまった。

「果たして残りの日程をすべて歩き切れるのだろうか」

蓄積した疲労のせいか、一瞬だが強い疑問と弱気が頭をよぎった。

限界の淵で辿り着いたパスからの眺めは、これまでの峠と同じく息を呑むような絶景だった。しかし、容赦なく吹き付ける強風があまりに寒く、写真撮影だけを済ませてすぐに下山を開始した。

At Pinchot Pass

パスを下ると再びシエラの深い森林地帯に入り、Woods Creekという川沿いをひたすら下り続けた。今夜はこの渓流のそばで野営することに決めた。

キャンプ地に落ち着き荷物を下ろしたとき、今日あたりからようやくザックが目に見えて軽くなってきた感覚があった。

思えばMTRを出発した時、ザックの重さは47ポンド(約21kg)という衝撃的な数値を記録していた。入りきらずにベアバッグに押し込んでいた食料たちが減り、今日ついにすべての食料がベアカニスター内にすっきりと収まるようになった。

これで毎朝のパッキングのストレスが劇的に軽減されると思った。これは、旅の終盤を歩く自分にとって大きな精神的支えとなった。

予定通りにいけば、この21日間の長い旅程も残りわずか4日になった。

体力的に限界に近づき、連日の冷え込みでメンタル的にもキツイ部分があるが、しかし、それも含めてこの壮大なシエラでの大冒険なのだとしみじみ感じた。

苦しさや弱気もすべて受け入れ、残りの日々を思いっきり楽しんでやろうと、静かな夜の森で改めて心に誓った。

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